========================================== 自治会デジタル化推進事業ビジョン ========================================== :作成者: ITコーディネーター(独立準備中) :形態: 労働者協同組合(ワーカーズコープ)想定 :目的: 自治会運営の負担軽減と地域コミュニティの再構築 ------------------------------------------ 1. はじめに:活動の動機 ------------------------------------------ 私はこれまでWeb開発の現場で培った技術を、最も身近で支援を必要としている「地域コミュニティ」に役立てたいと考え、ITコーディネーターとして独立を決意しました。 現在、多くの自治会では「情報の滞留」と「過度な事務負担」が深刻化しています。特に、働き手自身が出資し、意見を出し合って運営する **「労働者協同組合(ワーカーズコープ)」** という形態をとることで、営利のみを目的とせず、地域住民の皆様と「共に歩み、共に解決する」パートナーを目指します。 ------------------------------------------ 2. 自治会運営のデジタル化(具体的な施策) ------------------------------------------ 役員や班長の物理的・精神的な負担を軽減し、情報の鮮度を劇的に改善します。 案内・出欠確認・コミュニケーション * 連合会の研修会や懇親会の案内、および出席確認の自動化。 * 掲示板(ディスカッション)やWeb会議の導入による、場所を選ばない意思決定。 * 迅速な訃報案内の伝達。 回覧板・広報の電子化 * **PDFからHTMLへの転換**: 県や市の広報誌はPDFとして存在していますが、十分に活用されていません。スマートフォンで拡大せずとも読みやすいHTML形式を推進します。 * **配布作業の解消**: 会長による広報誌の仕分け作業、および班長による戸別配布をデジタル化し、役員の「本来の役割」に集中できる環境を作ります。 集金業務のスマート化 * 会費等の集金業務をデジタル化し、現金の直接回収に伴う班長の心理的・身体的プレッシャーを軽減します。 ------------------------------------------ 3. ログ分析による「デジタル見守り」 ------------------------------------------ デジタル化の最大の利点は、アナログでは不可能だった **「閲覧ログの分析」** にあります。 * **未読情報の把握**: 3ヶ月未読が続く世帯などの傾向を把握。 * **安否確認**: ログを監視ではなく「見守り」のアラームとして活用し、孤立の早期発見につなげます。 * **活動の最適化**: どの情報が読まれているかを分析し、自治会活動の質を高めます。 ------------------------------------------ 4. 情報セキュリティと個人情報保護 ------------------------------------------ 地域情報という機微なデータを扱うため、以下の取り組みを最優先で実施し、**明文化**します。 * **個人情報漏洩防止策の徹底**: 暗号化、アクセス制御等の技術的対策。 * **運用ルールの明文化**: プライバシーポリシーの策定と公開。 * **透明性の確保**: データの利用目的を常に住民に公開し、信頼関係を構築します。 ------------------------------------------ 5. おわりに:目指すべき未来 ------------------------------------------ 高額な外部業者へ依頼する前に「まずは相談できるパイプ役」として地域に根ざします。 デジタル化によって「仕分け作業」を「対話の時間」へ。私たちは、街をより良くするための時間を取り戻します。